テノコラム工法高強度・低残土型深層混合処理工法
テノコラム工法とは
テノコラム工法とは、原位置でスラリー状にしたセメント系固化材(固化材液)を注入しながら原地盤と固化材液を攪拌混合することによって築造する深層混合処理工法です。建築構造物基礎のほか、土留め、不等沈下防止、液状化や円弧滑りへの対策など、用途が幅広いフレキシブルな工法です。
特長
- ハイクオリティーなコラムを築造しますテノブレード(共回り防止翼)により、土を効果的に攪拌混合するため土質を選ばす均一な強度のコラムを造ることが出来ます。
- 幅広いラインナップでニーズに応えます製造可能なコラム径は400mm~2600mm(技術審査証明取得)。施工機械も8トン級~135トン級まで取り揃え、施工仕様や現場条件に合わせた選択が可能です。
- 確実な施工管理システム(スーパーシステム)コラム築造工程では掘削・攪拌ヘッドの攪拌混合回数、固化材の添加量や、仕事量をリアルタイムに管理し、セメント使用量の低減、工期短縮、コストダウンを実現します。
- 環境にやさしい工法です低振動・低騒音で周辺環境に及ぼす影響が低い工法です。また築造するコラムは原地盤を固化するため、地下水汚濁や二次公害がありません。
掘削・攪拌ヘッドとテノブレード
テノコラム掘り出し状況
施工方法
- 掘削攪拌装置をコラム心にセットします。
- 所定の基礎底レベルまで掘削攪拌装置を空掘掘進します。
- 基礎底レベルに到達したら、掘削攪拌装置の先端より固化材液を吐出し、原地盤と攪拌混合しながら掘進します。
- 所定の先端レベルまで掘進完了後、先端部の練り返しを行います。
- 掘削攪拌装置を逆回転しながら引上げ作業を行い施工を完了します。