ガンテツパイル工法鋼管ソイルセメント杭工法

ガンテツパイル工法とは

ガンテツパイル工法とは、セメントミルクを注入しながら原位置土と攪拌混合し造成した固化体(ソイルセメント柱)の中央に、外面に突起物を有した鋼管杭を圧入する合成杭です。道路橋示方書や鉄道設計標準に 鋼管ソイルセメント杭として記載されている、公的に評価された工法です。

特長

  1. 少ない本数で支持する高支持力合成杭です外面突起付き鋼管杭と固化体(ソイルセメント柱)が一体となった合成杭です。大きな鉛直支持力を有し、少ない杭本数で基礎構造物を支えることができるため、建設費の縮減に貢献します。
  2. 鋼管とソイルセメントの特性を活かしたハイブリッド杭ですソイルセメント柱の底面で大きな先端支持力を、周面で摩擦力・水平支持力を評価します。また曲げに対しては、鋼管が高いじん性を発揮するハイブリッドな高支持力杭です。
  3. 環境にやさしい杭です原位置土を有効に利用し固化体を造成するため、掘削・置き換えを前提とした従来工法に比べ、建設発生土量が少ない工法です。建設発生土はセメント安定処理土であるため、現場の敷き均し土や埋め戻し土にリサイクルすることが可能です。
  4. 工期短縮に寄与します掘削・置き換えを前提とした従来工法に比べ施工効率が良いため、工事の工期短縮に貢献します。現場条件や工事環境に合わせた施工方法を選定し、採用メリットをご提案します。

施工方法

  1. 同時埋設方式(1工程式) 固化体を造成しながら、同時に鋼管杭を回転埋設する1工程式施工。後埋設方式と比べて施工サイクルが短いため、工期の短縮が図れるケースが多く、大規模工事への適用性が高いことが特長です。
    ロッドに装備したスタビライザーにより、ロッドと鋼管杭の離隔を一定に保つため、長尺杭施工においても高い鉛直精度を保ちます。
  2. 後埋設方式(2工程式) 固化体を造成した後に鋼管を埋設する2工程式施工。杭の明細や地盤状況によって、施工機械の小型化が可能であるため、狭隘環境での施工や、上空制限下での施工に適用性があります。

ガンテツパイル工法リーフレットはこちら